全国リハビリテーション学校協会
理事長 高木 邦格
平成24年6月9日、かねてから3団体に分かれて活動をしていた「日本リハビリテーション学校協会」、「全国理学療法士・作業療法士学校連絡協議会」、「日本言語聴覚士養成校教員連絡協議会」が統合し、「全国リハビリテーション学校協会」として新たなスタートを切ることとなりました。
昭和40年「理学療法士及び作業療法士法」制定で国家資格として初のリハビリテーション専門職が誕生した当時、わずか5校だった養成校は今や250校以上に増加しました。リハビリテーション専門職が増加した反面、過当競争により、教員不足や臨床実習先の施設確保に追われるなどの課題が浮き彫りになり、結果として教育の質の担保が危うくなっています。これらの課題を今後解決していく上でも、職種の違いや私立・公立の垣根を越えたこの3団体の統合は積年の夢でありました。
我が国のリハビリテーション専門職の教育の充実と振興に寄与するべく、今後も活動してまいります。会員校の皆様におかれましても更なるご指導、ご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
全国リハビリテーション学校協会
会長 椿原 彰夫
当協会に加盟いただいております療法士養成校の諸先生方には、学生に対する常日頃の温かい医学・福祉学の教育ならびに職業人としての人間形成に心から感謝申し上げます。当協会は、日本リハビリテーション学校協会、全国理学療法士・作業療法士学校連絡協議会、日本言語聴覚士養成校教員連絡協議会の3つの団体が6月9日(土)に統合することによって設立されました。
当協会が目指す最大の目標が学生に与える教育水準の向上と資質の高い教員の人材育成であることは言うまでもありませんが、日本の療法士教育に関するカリキュラムや制度の有り方についての提言を行うことも重要な役割であると認識しております。
具体的には、教育研究大会をはじめとする研修会の活発化と質の向上、各種委員会活動の促進、リハビリテーション教育評価機構ならびに各療法士協会との連携・協調であります。高齢社会に対応できる医療福祉社会が実現されますよう、会員の皆様のご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。